「おもちゃの貸し借りができない」に疲れない方法

おもちゃ

2~3歳くらいになると、子ども同士のおもちゃや遊具の「貸して!」「やだよ!」のやりとりにいわゆる「おもちゃの取り合い」に気疲れしてしまうこと、多いですよね。

それが辛くて児童館などに行きづらかったり、お友達を家に呼べないといった悩みもあるんじゃないかと思います。

今回は、普段私が実践している、子どももママも負担の少ないやりとりの仕方をご紹介します😊

目次

貸し借りできないのは発達段階のひとつ

結論から言うと、2~3歳の子どもがおもちゃや遊具の貸し借りをできなくても全く問題ありません。

むしろ「自分の物」「他人の物」という認識を獲得する発達段階にいるので、順調に成長している証です。

以前の記事でも紹介した保育士おとーちゃんさんのブログから少し引用してみます。

0~1歳前半くらいまでは、まだ「自分のモノ」という所有の感覚の薄い段階です。この段階の子は他児がその使っているものをとったとしても、全然気にしない子というのもいます。

でも、2歳前後から「自分のモノ」という感覚が非常に強くなります。なので、誰かにそれを取られたら大変嫌だし、抵抗もします。また警戒もします。

でも、まだこの時期から3歳前後にかけて「成長期」(イヤイヤ期)として知られるように、自我が芽生えてきているのに、それを抑えたり・コントロールする力というのは未発達です。

保育士おとーちゃんの子育て日記

うちの長女もそうでした。3歳の時、保育園のお友達を家に招いたところ、自分のおもちゃをお友達に触られるのが嫌で大泣きしてほとんど遊べず、私も長女に付きっ切りになってしまってお母さんたちと会話ができず、ものすごく申し訳ない会になってしまったことがあります😥

特に自分の家だと、「自分の物」という認識が強くなるようで、児童館などに比べて抵抗が大きくなるようですね。ママ友の一人は、それを見越してある程度大きくなるまでは家に友達を呼ばないと決めている人もいました。(賢い。。。🙄)

「そういう発達段階にいるんだ」と分かれば、貸し借りできない我が子の姿も、成長しているんだなと捉えて少し気持ちがラクになりますよね。

気疲れせずに過ごすための方法

で、結局なにが一番ママの負担になっているかというと、貸せないことで相手の子や特にそのママに対して申し訳ない気持ちになるってことなんですよね。

「相手に迷惑かけちゃいけない」っていう日本人に骨の髄まで染み込ませられている(笑)価値観と、「相手に嫌われたくない」という気持ちで、自動的に「貸してあげなさい!」「まだお友達が使ってるでしょ!」と強めに反応してしまうっていう現象です。

でも、上で書いたような発達段階にいる子どもに無理やり貸させることって、ともすれば子どもの「自分の物を大事にしたい」気持ちや「今これに夢中なんだ」という集中を奪ってしまうことにもなりかねないんじゃないかと思うのです。

そこで、私が実践するようになった無理のない貸し借りのやり方はこんな感じ↓です。

相手から「貸して」と言われたとき

自分の子が使っているおもちゃを、別の子が「貸して」と言ってきたとき。

その時は相手の子に対して「今使ってるから、少し待っててね」と言います。これは、自分の子の気持ちを守りつつ、相手にも状況をわかってもらうという態度です。

この時、相手のママさんはたいがい、こちらに対して申し訳なさそうに「(子どもに)今お友達が使ってるでしょ!(私に)すみません💦」という反応をします。

それに対してこちらはにっこりと微笑みを返すだけです。特にコロナ過の今はマスクもしてるので、目だけニッコリしてれば印象が良いのでラクチンです。

相手が良く知っているママであれば「ごめんね~」と軽く謝る感じです。

過剰な反応をしなくても、その対応だけで大抵の子は他のおもちゃに興味を示して去っていきます。

相手の子の執着が大きいようであれば、まず自分の子に他のおもちゃをさりげなく勧めて、使っていたおもちゃを相手に貸したり、他の遊具に目を向けさせると、自分の子にも負担が少なく、相手を気遣うことができるかなと思います。

叱ったり怒鳴ったりするのではなく、あくまでもさりげなく、自分の子どもにも笑顔で対応するのがポイントです。

どうしても貸せず、相手の子がお母さんに言われて泣く泣く諦めた、でも諦めきれない・・・みたいな目で遠くから見ているようなときは、貸せるようになったときにその子のところへ行って貸してあげたり、遊具あいたよ、と言うときもあります。

それで嬉しそうな反応をしてくれることもありますし、「もういい」みたいなこともありますけどね😅

お友達のものを「貸して」となったとき

自分の子が他の子のおもちゃを「貸して」となったときは、

「今、お友達が使っているから、順番ね」と言って、他のおもちゃや遊具に目を向けさせます。この時も叱る感じではなく、穏やかに、さりげなく言うのがポイントです。

「あのおもちゃで遊びたい」という気持ちは純粋なものであって、「相手に対する配慮」を求める発達段階ではないので、叱る必要は全然ありません。

それでも執着するようであれば、「順番だよ~」と言って待たせていると、大抵順番が訪れます。

でも我が子が大泣きしたり地団太踏んだりすると、「も~😫」とうんざりした気持ちにはなりますよね。それも本当によくわかります。

何を言ってもダメなときは、何か気持ちが変わるきっかけが訪れるまで、根気よく待つ。。。ですかね😓

こちらが疲れすぎないポイントは「周囲の目を気にしすぎない」ことだと思います。

周囲に迷惑をかけてると思いがちですけど、案外周りの人は温かい目で見てくれているものです。

お家遊びのときはどうするか

保育園や幼稚園でお友達ができると、家に遊びに行ったり来たりということも始まりますね。

2,3歳で、おもちゃの貸し借りができない年齢のときのお家遊びはどうしたらうまくいくか。

結論から言うと、お家遊びはあまり成立しないので、賢明なママさんが選択していたように、呼ばない、行かないのが無難です。。😓

上記で書いたように、長女が3歳のとき、うちにたくさんお友達に来てもらったときは、「私のナワバリを侵害するな!」といった反応で、まったく楽しく遊べませんでした。。

4歳近くなってくると、だいぶ貸し借りが上手になってくるので、お友達の家の行き来ができるようになりましたね。

それでももし、お家遊びをしなくてはならないということであれば、事前に「貸し借りできないかもしれないけどごめんね」と相手に伝えておいたり、我が子も楽しめるような新しいもの(塗り絵とかシールとか)を用意しておくのも良いかもしれませんね。(まぁ、数分で飽きるのも目に見えていますが😅)

気にしすぎず、成長を待ちましょう!

2~3歳の頃は自我が芽生えてきて、おもちゃの貸し借りに限らず対応に困ることも増えてくる時期ですが、その時期を過ぎると、またグンと成長を感じられます。(でも渦中にいるときは、ほんとに大変に感じますよね)

上でも書いたように、疲れすぎないポイントは、「発達段階と捉えること」「周囲を気にしすぎないこと」だと思います。

悩む、疲れるというのは精一杯子育てを頑張ってる証拠ですよね。

「毎日頑張ってるぞ!」と自分をいたわりながら、子育てを楽しみましょう😊

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