ワーママ辞めました

ワーママ辞めました
aria

8年間務めた会社を先日退職しました。
今は転職活動中=無職・主婦です。
退職にまつわるあれこれを書いてみたいと思います。

ワーママを脱落した者の戯言としてご笑覧ください。

目次

ワーママを辞めるに至るまで

ワーママ1年生でまさかの転職

この記事を読んでくださっている方の中には、仕事をしながら子育てをしている方も多いかと思います。

仕事と育児の両立・・・悩みは尽きないですよね。

かくいう私も、時短正社員としての9年間の両立生活、日々悩んで暮らしてきました。

もともと仕事が大好きだった私。

子どもを産む前から、今の働き方改革の礎を気づいた小室淑恵さんの考えに傾倒し、「子どもを産んだら、家事も育児も仕事も全部こなす素敵なワーママになるんだ!」と、自分の子育てライフへの期待に胸を膨らませていました。

念願の子どもを産み、保育園にも入れることができ、意気揚々と始めたワーママ生活だったのですが・・・

復職時の仕事は、産休に入る前の上司が立ち上げたサービス店舗での慣れない仕事。

職場はかなり遠方になり、片道60分以上かかる通勤時間だけで疲弊。

子どもはすぐ発熱し、休んでばかりで肩身の狭い日々。

マミーブレインでミスばかり連発する落ち込む毎日。

さらには社内のいざこざに辟易し、どんどん辞めていく同僚たち。

そして子どもを持たずに起業している女性の店長との軋轢。

いえ、子育てに理解は示してくれていました。でも、言葉や態度の節々から、根底に「こっちがこんなに頑張っているのに」感を感じてしまい、とてもやりきれない思いでストレスを溜め続けました。

そんな状態が1年近く続き、やっぱりもうこの職場は無理だと判断。

転職してもっとストレスのない働き方にしようと決めました。

しかし、転職活動は難航。といっても、数社しか受けなかったのですが、やはり子持ちで、時短希望の女性には世間は厳しかったです。

そこで取った手段が、以前働いたことのある職場に戻ること。

ずっと仲良くしてくれていた先輩経由で改めて社長と話をさせてもらい、拾ってもらって事なきを得たのでした。

幸せな3年間

そうして舞い戻った会社では、子ども向けIT教育の事業の立ち上げをしている時期で、私はそこに配属されました。

時短でも、自分の子育てと重なる「教育」の仕事、得意としている企画制作の仕事をすることができ、人間関係も良好で、長女さみなも保育園にすっかり慣れ、私は水を得た魚のように楽しく仕事をすることができました。

次女たひなが産まれるまでは、本当に幸せな働き方で3年ほどを過ごしました。

コロナ渦での復職 リモートワークのメリット、デメリット

次女たひなが産まれて半年ほど経ったとき、コロナが始まりました。

保育園の通園は自粛要請。長女さみなは小学校入学のタイミングでしたが、学校が始まったのは6月からでした。

私は復帰を4月から夏にずらしましたが、復帰後は依然と同じ仕事・ポジション、加えて新しい取り組みもあり、また楽しく働き始めました。

コロナ渦になったことやオフィスのリノベーションがあったこともあり、会社はリモートワークを推進するようになりました。

リモートワークができるようになったことは、長女さみなが「学童に行きたくない」となったときに、「子どもが家にいるときは家で仕事をする」というワークスタイルの確立につながりました。

リモートワークができなければ、この時点で仕事を辞めていたかもしれません。

でもリモートワークはとても良い面があると同時に、悪い面もあると今は実感しています。

  • メリット:子どもを見守りながら仕事ができる、長い時間仕事ができる、1人なら集中できる
  • デメリット:子どもがうるさくて集中できない、社内コミュニケーションが不足する、孤独である

私が感じたメリットデメリットは上記のようなものです。

デメリットにもう一つ付け加えるとすれば、自分を完全に律していないと仕事の能力が落ちかねない、ということもあると思います。

つまり、さぼろうと思えば、さぼれてしまうのも現実なのです。(あくまで私の場合はです)

さぼる暇もないほど忙しく働いている時期のほうがもちろん多かったのですが、ポッと仕事が落ち着いて暇になってしまうと、ゆっくりと仕事を進めてしまうこともあり、これは自分の能力を低下させたなと痛感しています。

辞めることを見据え、転園や資格取得にまい進

そんな中、辞めることを考え始めたのは、上長との関係が悪化し出したのがきっかけでした。

一体何が起こったのか今でもわからないのですが、それまでうまくやっていた上長からの風当たりが突然強くなりました。

何を言ってもうまくいかない、お互いにとても気を使って、なんとか業務を保とうとしている緊張した時期が長く続きました。

そんなストレスに耐え兼ね、辞めることを考えたのですが、問題は保育園です。

保育園は、2か月以内に仕事を決めなければ退園させられるというルールがあります

私はこのルールからどうしても逃れたく、たまたま仕事の関係で幼稚園をリサーチしていたこともあり、次女たひなを、年少から幼稚園に転園させれば、いつでも辞められるようになると思いつきました。

それと同時に、もう会社員は辞めよう、自分で独立して稼ごうと思って立ち上げたのがこのブログです(笑)

立ち上げて2年になりますが、結局仕事が忙しく執筆が滞り、まだブログからの収入は、サーバー代とCanvaプロの利用料を超えることができていません^^;

ブログと共に、子育てコーチングの資格取得も目指して半年間講座を受けました。

そのときは、コーチングの資格を取って、ブログで集客をして、コーチ業で独立しようと考えていたのです。

資格は取れましたが、やってみると私には対人ケア労働はさほど向いていないんだとわかり、その道での独立は諦めました。

結局、折り合いが悪くなった上長は私より先に辞めてしまい、目の上のたん瘤は取れた状態となったのですが、その後の会社体制の変化や担当していた事業の状態、自分のやりたいことを見つめなおす等をした結果、切の良いところまで仕事をやりきって、辞めるという選択をしたのでした。

夫にも長い時間かけて何回か相談しましたが、「辞めれば良いよ」と受け止めてくれたのでした。

ワーママの何が辛かったのか

ワーママとして生きてきた9年間、辛く感じたことは山のようにありました。

  1. 子どもの発熱やコロナ休園で、休みがちになる(仕事溜まる&肩身が狭い)
  2. 子どもの登園や登校の行き渋りに対応しつつ仕事へ行かなければならない
  3. 学童へ行ってくれないのでリモートにするしかない
  4. リモートワーク中でも子どもがテレビを見る音や、友達を呼んで遊ぶことに対応するストレス
  5. めちゃくちゃ忙しい時期に、夫が家事育児をやってくれないワンオペ
  6. 勤務時間終了後なのに、夕方の忙しい時間に電話がかかってくることのストレス
  7. どうしても外出が必要な日の夫との予定調整
  8. 長期休暇中、リモートワークしていると子ども放置になることへの罪悪感
  9. リモートワーク中に途中で抜けて送迎などをしているときの仕事進行に対する焦り
  10. 平日に仕事が終わらず、休みの日をつぶさなければならない業務量
  11. 辞めたい、でも生活費が・・・の葛藤
  12. 辞めたい、でも主婦になることで夫に頼りきりになるのはイヤだ・・・の葛藤
  13. 辞めたい、でも仕事をしている自分でありたいというプライドとの葛藤
  14. 仕事での不安やストレスを抱えたまま子どもと過ごすときの息苦しさ

まだまだ細かいことを挙げれば色々ありますが、大体はこんなところでしょうか。

特に、「仕事での不安やストレスを抱えたまま子どもと過ごすときの息苦しさ」は、いつまでたっても無くなることがありませんでした。

私が不安そうな顔をしていると、子どもは敏感に反応します。

長女のさみなは、もう5年生。気遣って、気づかないフリをしてくれますが、

次女たひなは、けなげに「ママ、だいすきだよ、ハートあげるね」といって、手でハートを作ってくれ、「げんきでた?」と言ってくれることもあります。

そんなふうに子どもに気を使わせてしまうことの罪悪感はとてつもないものがありました。

特に私は失敗や叱責に弱く、いつまでもクヨクヨ悩み、不安な気持ちを引きずり、もう絶望だと落ち込んでしまうことが多い気質です。(完全にHSPだと思います)

あまりにもストレスの多い仕事は、子どもに悪影響だなと心の底から感じたのと同時に、自分の至らなさにもうんざりしていました。

でも、辞めた一番の理由は「ワーママが辛い」からではありません。

やっていた「仕事そのもの」が辛かったのです。

「仕事そのもの」が楽しければ、子育てしながら働くことは、楽しいものなのです。

ワーママを辞めて、これからどうする?

そんな感じで、いったん無職にはなりましたが、私はまた次の仕事を探しています。

辞める体制作りを始めたのはストレスに耐え兼ねてでしたが、辞めることを現実に決断した時には、次にやってみたい仕事を見据えていたのです。

でも現実は厳しいです^^;

なかなか、行きたかった会社には受かりません。

そしてそのことは、自分が結局、どんな仕事を、どんな環境でやりたいのか、つまり自分はどうしたいのかを見つめなおす良いきっかけになりました。

私の今の願いは、子どもたちの生活時間を守りながら、興味があって得意な仕事をすることです。

今、退職し、子どもたちの夏休みにも対応できる時間を得て、本当にその点は心がラクではあります。

でも、できれば、自分の仕事を持って働く背中を子どもたちに見せたいという願いも持っています。

もちろん、生活のため、将来のためという現実的な理由もあります。

フルタイム勤務の方や、管理職の方からしたら、何甘いこと言ってんだという感じだと思います。

結局、自分にこの状況を乗り越えるだけのキャパが無いから、そうなったんでしょうと。

その通りです。自分の力不足。これに尽きます。

これから、自分の能力不足も、性格も受け入れながら、子育てに対する軸、仕事に対する軸はできるだけぶらさずに、一からまたどこかでがんばってみようかなと思っています。

以上、ワーママを一度脱落した者の戯言でした。

この続きは、また。

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