次女のたひなを保育園からこども園に転園させて1年。
結果的に、転園させて本当に良かったなと感じています。
これから年少さんになる方への一つの参考になれば嬉しいです。
慣れなくて、公園で母も泣いた4月
4月に入園し、最初から生き渋りは少なかったものの、ゴールデンウィーク明けに預かり保育が始まった日は、
一日の流れがわからないことで本人は大混乱。
お迎えに行くと、大粒の涙と鼻水を流した状態で先生に抱っこされており、私のもとへ来るとぐったり。
おなかも痛いと言っていて、その様子を見て、私は本当に胸が痛くなりました。
その日、帰りに長女さみなが遊んでいる公園に寄り、たひなも楽しく遊んでいたのですが
「明日、幼稚園いきたくない」という言葉が出てきてさらに胸が痛み、園へ電話。
翌日の預かり保育をキャンセルしたい旨を申し出ると、主任の先生が代わりに出てきてくれました。
「たひなちゃん、幼稚園行きたくないって言ってました?
今日も、お集りの時間くらいから泣いていたんですよね。
最初はみんなそうなんですけど、だんだん慣れていきますよ。
特に午前保育の日の預かりは外遊びをたくさんしたり、普段できない遊びもできますから。
明日はキャンセルで大丈夫ですよ。
たひなちゃんの気持ちと、お母様の気持ちを大事にしてくださいね」
という言葉。
その言葉が、声が、あまりにも優しくて、公園で電話を握りしめて、泣きました^^;
長女の経験もあるし、いつか慣れるのはわかっていたのですが、環境を激変させてしまったことへの、たひなへの罪悪感と、自分も慣れなければいけないことに、かなり負担が大きい日々でした。
で、結局翌日から、たひなはおなかを壊してしまったのでしばらく休みましたが、またしばらくして、預かり保育にも行かせるようになりました。
心配していましたが、預かり保育の日の流れがだんだんわかってくると、先生の言った通り慣れていき、6月ごろにはかなり慣れてきました。
その後は、夏休みも預かりに順調に通い、3月になる頃には、「早く幼稚園のお庭で遊びたい」「お迎え早い!もっと遊びたい!遅く来て!」というほどに!!
本当に、先生や環境のおかげで、楽しく通えるようになったなと思いました。
電話で優しく声をかけてくれた先生は3月で退職されてしまうことになったのですが、最後に挨拶ができ、そのときはまた涙を流している私でした^^;
やっぱり休みは多かった
うちの園は他の園に比べても休みが多いほうらしいのですが、本当に園の休みは多く、この点には常に悩まされました。
遠足の翌日や、行事の準備、片付けなどは全部休みになってしまいます。
この点は、調整できる仕事じゃないと本当にきついなと感じました。
周りのママたちに聞くと、やはり園の時間に合わせて働いていたり、親にお願いしたりしている人が多いです。
仕事を週5でバリバリやるのであれば、幼稚園はよっぽど預かり保育が充実していないと厳しいと思います。
充実の教育
教育的には保育園よりも本当に充実していると感じ、とても満足でした。
やはり教育施設なので、まず教育目標があり、行事や日々の保育内容一つ一つにちゃんと意味があり、それをきちんと伝えてくれます。
環境もすごく整っていて、大きくて自然いっぱいの園庭や、井戸、レンガ、こま、三輪車などなど、子どもたちの体験を広げるモノも、保育園よりずっと充実していると感じます。(園によって違いはあるかと思いますが)
保育園と違って始業式や終業式もあり、制服を着て参加します。
「節目」を感じられる行事があるのは、自分の成長を感じる機会にもなり、良いなと思います。
もちろん、特に長女さみなが年長まで通った園も、日々の保育に学びや体験を取り入れる工夫がたくさんあったので感謝していますが、やはり「教育施設」という形で運営されている幼稚園とは根本的な違いを感じました。
預かり保育に助けられた
預かり保育が充実していそうなのもこの園を選ぶ決め手でした。
実際は、預かり保育がない日も多くてそれは大変に困ったのですが、基本的には園がある日は夕方まで預けられる日が多く、午睡もさせてくれて、おやつも出してくれるので、保育園とさほど変わらない生活リズムを保つことができました。
ただし、長期休みや午前保育の日の預かり保育では、うちの園は1号認定児はお弁当が必要だったので少々手間はかかりました。
でもたひな本人は給食よりお弁当が好きなようなので、かわいい海苔を入れてあげたり、少しの工夫でものすごく喜んでくれるので、それはとても嬉しいですね。子育てする楽しさを感じます。
最初の頃は、2時に降園するお友達がいたり、2号の子が給食を食べている中で自分はお弁当だったり、本人にとっては「?????」な日々だったと思います。
でも1年経った今ではすっかり慣れました。
預かりの日もすごく楽しんでいます。
先生と環境に本当に感謝ですね。
本人の成長
幼稚園に行かせたのと、保育園に行かせていたのでは、成長になにか大きな違いはあるのでしょうか。
幼稚園の教育が充実していると感じているとはいえ、年少が終わる時点では、そこまで「幼稚園だからこうなった!!」
という成長は感じないというのが本音です。
特にうちの園は、「英語をやります!」とか、「字を書けるようにします!」とか「何歳までに跳び箱何段まで跳べるようにします!!」みたいな教育方針をもっておらず、
遊びの中で、創造性をはぐくむような園なので、目立って「能力」が身についたという感じはしないです。
でも、豊かな自然の中で、花や植物に触れたり、色んな歌を歌って楽しんだり、泥んこになって遊んだり、大きな紙に絵をかいたり、お友達と触れ合ったりして、たくさんの経験をする中で、確実に彼女は4歳児として成長したと思います。
転園して本当によかった
結論から言うと、3学期まで終えた今、転園させて本当によかったと心から思っています。
心の底からそう思えるようになったのは、園に慣れ、行事も泣かずに参加できるようになり、私自身も慣れ(車の運転含めて・・・)ママ友との交流も増えた秋くらいからでした。
保育園からの転園は、本当に一大決心でしたが、短い子育て、一生に少ししか味わえない子育て。
どんな子育てをしたいのか、どんな人生を送りたいのか考えて選んで、本当に良かったなと思います。
これから園を探す方や、年少さんになる方の参考になったら嬉しいです^^