長女の誕生日プレゼントを床に投げつけた話

投げつけた
aria

先日、長女の誕生日に私が大事件を起こしました。
怒りスイッチが入った原因、どうすればよかったのか書いてみます。

目次

事件は長女の誕生日に起きた

先日、長女が9歳の誕生日を迎えました。

今年、祖父母に贈ってもらったのは、毛糸などで色んな小物が作れるアメールアメールというおもちゃ。

届いたのは金曜日の夜。

祖父母に「金曜に届けて」とだけ伝えていたのが悪かったのですが、金曜の19時ころにそれは届き、「さあ、これからお風呂入って寝る準備を・・・」というタイミングで、長女はプレゼントをウキウキで開き、遊び始めたのです。(当たり前だ)

このアメールアメールというおもちゃは、いわゆる機織り機のような仕組みになっていて、枠の中に8本の棒をセットして、そこに毛糸を順番に通していくことで輪っか状の布を作るというもの。

9歳の娘には当然、やり方が難しく、説明書も読まず取り組もうとするので私が付いて一緒にやらなければなりませんでした。

その時、私は仕事がとても忙しく、19時でも20時でも会社携帯に通知が来ている状況。

「あれ返信しなくちゃ」

「それはどう考えたらいいかな・・・」

頭の中で、仕事の不安と焦りが渦巻いています。

そんな状態の中でアメールアメールの説明書を見てもよくわからず、YouTubeでやり方をチェックしながらなんとか始め方を理解。

少しずつやり始めましたが、早く完成させたい長女に「ねえ、まだ!?」「きっとこうでしょ!」と横やりを入れられます。

ちなみにアメールアメールは、手順を順番にこなしていく(編み物なので)とても細かくて根気のいる作業です。

イライラを募らせながらもなんとかできあがり。

でも長女がウキウキして機械からはずしてみると、、、輪っか状になるはずのものが、ただのぺらっとした1枚の布にしかなっていない。

「え、まちがえたのかも・・・」と私が言うと、長女は泣いて怒り出し、「やり直して!!」と叫びました。

その時です。私が完全にぶちキレたのは・・・。

叫びながらプレゼントを投げつけた

「もぉ~!!!!やりたくない!!!こんなのぜんっっっぜん、やりたくなああああああい!!!!!」

私はそう叫びながら、アメールアメールを床に投げつけました。

そう。それは長女の誕生日プレゼントです。

それを床にたたきつけました。

あまりの私の大絶叫に、長女も、そばにいた次女も大号泣。

長女は「やめて!!それ私の誕生日プレゼントだよ!」と言いながら泣いています。

それでも私の怒りは収まらず、

「ぜんぜんやりたくない!こんなのぜんぜんやりたくない!ママはいつもやりたくないことばっかりやってる!!!」

と、後半はアメールアメールに関係ない言葉まで飛び出しました。

そしてさらに、そばにあった小皿を台所のシンクにたたきつけ、割りました。

ただならぬ様子に次女はおびえ泣き、長女も泣きどおしです。

その状態から少しの間は、どうしていたのか記憶がありません・・・。

でも少し経ってから、冷静になり、泣きながら長女はアメールアメールに再度取り組み始めました。

そのあと夫が帰ってきたのをきっかけに、私と長女は今までの出来事を悟られたくない気持ちになり、別の部屋に二人でこもって、アメールアメールでバッグとヘアゴムを完成させました。

悟られたくなかったのですが、夫はただならぬ雰囲気を感じ取ったらしく、泣いていた次女を寝かしつけてくれました。

そしてその夜寝るとき、私は長女に謝りました。

「ごめんね、ママ、イライラしてたの。あなたの誕生日なのに、本当にごめんね」

と。

怒りスイッチの背景にあるもの

なぜ、こんなことになってしまったのか。

その背景にあるものは、今受けているコーチングの講座でデモセッションを受けているときに分かりました。

私のイライラ、怒りの背景にあるものは完全に仕事のストレスでした。

仕事のことで頭がいっぱい、心も不安定、という状態が、子どもとのやりとりをきっかけに爆発してしまった形でした。

もしアメールアメールが届いたあの日、私が穏やかな気持ちで、心に余裕があったら、ゆっくりやりかたを理解して、一緒に楽しめていたのだと思います。

(そもそも忙しすぎて、アメールアメールがどういうおもちゃなのかも理解しないまま、贈ってもらってました)

あの時長女は、何も悪いことをしていませんでした。

原因は、自分の状態にあったのです。

その怒りの原因は子ども?それとも自分?

コーチングを学んでいてよくわかったのが、子どもにイライラする、怒りをぶつけてしまい、自己嫌悪になるといったよくある問題を解決したいと思ったときに

「それは誰の問題なのか?」

と、子どもと自分を分けてみると、冷静に考えられるということです。

そして、「自分に原因がある?」と考えると、その時ストレスになっていることや、悩んでいることが、子どもとは関係ないところにあることがとても多いと気づかされます。

自分の状態を整えること、子どもとは関係のない、自分の問題を解決することが、子どもに怒りをぶつけないことにもつながる可能性が高いのです。

今回の大事件は、自分がいかに追い込まれているか気づくきっかけになりました。

本当に、長女には悪いことをしました・・・。

イライラしたら、自分の状態をチェック

子育てにはイライラがつきもの。子どもは思い通りにはいきませんもんね。

でも私のように、大変なキレ方をするくらいになってしまったら、一度、自分がどういう状態なのか確認してみることをおすすめします。

ストレスの背景にあるものは何?

どんな不満や不安を抱えている?

子どもに悪影響を及ぼさないために何ができそう?

そんなふうにセルフコーチングしてみると、すこし冷静になれるのではないかと思います。

コーチングのやり方や効果についてはまた別の記事でも書いてみたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次