子育てがラクになる「受容」という考え方

幼児期の子どもを育てていると、「子育てが思い通りにいかなくてしんどい」「毎日子どもと格闘状態・・」「自分は悪い母親なんだろうか」と、つらい思いを抱えてしまうことがありませんか?

つらい気持ちをラクにする、ひとつの方法があります。

それは子どもを「受容する」という考えを持って関わることです。

私は長女を育てているときにこの「受容」という考え方に出会い、それまで大変だった子育てが、とてもラクな気持ちで、楽しくできるようになりました。

この記事では子どもを「受容する関り方」についてご紹介します。

今子育てがつらい方、自分は子育てに向いていないんじゃないかと感じている人は、ぜひぜひ読んでみてください。

目次

子育てをラクにする「受容」とは?

「受容」とは子どもを「受け止める」「受け入れる」ことです。受容によって子どもの心を満たすことで、子どものイヤイヤやわがまま、癇癪が少なくなり、素直なかわいい姿を見せてくれるようになります。

では「満たす」とはどういうことか、「受容」について書かれている保育士おとーちゃんさんの書籍から少し引用してみます。

子どもはとてもか弱い存在として生まれてきます。大人に守られなければ生きていけません。

それゆえに、大人に「見守られていたい」「大切にされていると実感したい」「あたたかく関わってほしい」といった欲求を、誰しもが切実なものとして持っています。

その欲求が満たされていないと、子どもはそれを別の形で出さなければならなくなります

~中略~

イライラしたり、ゴネてみたり、落ち着きのなさや攻撃性、衝動性、大人を困らせることで注目を引こうとするなどなど・・・。

逆に、適切に満たしてあげれば、子どもの心は安定して関わりやすくなり、本来持つかわいらしい姿を出しやすくなります。

「受容」を基礎におけば、大人にとっても子育ては無理のないものとなるでしょう。

保育士おとーちゃんの「心がラクになる子育て」須賀義一 ※上記強調箇所はブログ記事管理人による

私はこの文章に書かれていることが、子育てで本当に役立つ、本質的に大切なことのすべてだと思っています。

最近のメディアを見ているとだいぶこの考え方が根付いてきた感じもありますが、ひと昔前までは、「甘やかさない」「きちんとしつける」「叱って正す」といったことが子育ての主流でしたよね。

保育士おとーちゃんさんは、この「きちんとしつける」という関わり方が、むしろ子どもの姿を難しいものにしてしまっていると書いています。

しつけたり、叱ったりして、大人の思い描く理想の姿に近づけていくのではなく、子どもの今の状態を受け入れ、快く関わってあげると、心が安定して満たされ、素直でかわいい、子どもらしい姿を見せてくれる、結果的に、親も子育てがラクで楽しいものに変わるということです。

6年間受容の関わりを実践した結果

私が保育士おとーちゃんさんに出会ったのは、上の娘が2歳くらいの頃、「爪嚙み」で悩んでいたときでした。

小児科で相談すると、「いっぱいギュッとしてあげてね」と言われ、その時十分愛情を注いでいた自覚のあった私は、「愛情不足って言いたいの・・・?」と若干モヤモヤしてしまい、「爪噛み 愛情不足」でネット検索してみたのです。

そしてヒットしたのが保育士おとーちゃんさんのブログでした。

保育士おとーちゃんの子育て日記

ブログでは、「爪嚙みは愛情不足ではない」と明確に書いてあり、むしろ「愛情不足と思う人は愛情があふれている」ようなことが書かれており、心から安心したのを覚えています。(ちなみに爪嚙みはほどなくして自然と無くなりました)

他の記事に書かれていることも、当時2歳の娘を育てていた私にドンピシャで悩み解決につながることが書いてあり、そのころは毎日ブログをチェックしていました。たぶんほとんど全部のページを読んだと思います😅

それから私の子育ての基軸は「受容」になりました。

具体的には、こんな感じの考え方で子育てをしてきました。

  • 過干渉にならず、見守る
  • 発達段階を受け入れ、他の子と比べない
  • 生活のイニシアチブを取りながら、子どもの主張や選択も尊重する
  • 子育てのハードルを上げすぎない

たとえば、発表会で泣いてしまってできなくても、気にしない。

おむつがなかなか取れなくても、焦らない。

嫌な習い事は辞めてもいい。

こんな感じです。これだけなんですが、今、上の子は毎日楽しく学校に通い、好きな習い事だけしてストレスなく過ごしていますし、下の子も、保育園で全力遊ぶことを楽しんでいます。

もちろん、ダラダラしてる長女とケンカしてしまうこともありますし、次女はイヤイヤ期で、テコでも動かない!みたいなことはありますが、生活に支障が出るほど大変なこともありません。

私自身も、子育ての悩みが今あまりなく、平和に過ごしています。

そんな毎日が送れている根底には、受容的な関わりで作り上げた親子の信頼関係と、「満たされている状態」があるんだろうなと思っています。

こんな考え方、関わり方を教えてくれた保育士おとーちゃんさんには本当に感謝しています。

書籍では子育てをラクにする基本的な関わり方が学べる

保育士おとーちゃんさんは、元々保育士をされていた方で、その後子育てブログを立ち上げ、様々な子育ての悩み相談に乗られていた方です。そのブログが書籍にまとまったのがこの2冊になります。


「叱らなくていい子育て」は、”叱らない子育て”ではなく、”子どもを叱らなくて済む姿にする”関わり方や考え方が書かれている本です。

「心がラクになる子育て」では、食事や排せつなど、具体的なシーンでの悩みに対し、解決する方法や考え方が書かれています。

どちらも小手先のテクニックではなく、基本となる関わり方、考え方から教えてくれ、ママ・パパの悩みに寄り添ってくれます。

子育てをする人全員に読んでほしいくらい、本質的なことが書かれている書籍です。

すぐに過ぎ去ってしまう乳幼児期を後悔しないために

個人的な意見ですが、子どもは1~3歳が一番かわいいです(断言。。😅)

もちろん、いくつになってもかわいいのですが、1~3歳のぽやぽやしたかわいさには到底勝てません。

でもそんなかわいい時期は、あっという間に過ぎ去ってしまいます。だからこそ、今子育てがつらい人には、ラクに楽しくなる関わり方があると知ってほしいのです。

今子どもが4歳、5歳、それ以上になっていても、遅いということはありません。ぜひ今から、受容的な関わりをしてみてください。少し時間はかかるかもしれませんが、きっと、子どもとの関係が良くなっていくと思います。そして、かわいい子ども、子育て時代を、思いっきり楽しんでほしいです。

このブログが少しでもその手助けになれば本当に嬉しいです。

ぜひ書籍やブログを読んでみてくださいね😊

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