「語りかけ育児」を実践したら「お話がよく聞ける子」が育った話

語りかけ育児

幼稚園、保育園に通うお子さんをお持ちのお母さんの中には、

「うちの子、言葉の発達が遅いのかな?」

「こちらの話を集中して聞いてくれないな」

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

子どもにはそれぞれ身体的な特徴や個性がありますので、一概に「こうしたら良くなる!」とは言えないのですが、私が、上の子が赤ちゃんの時から実践していて、子どもの「聞く、話す」ことにすごく効果を感じていることがあるので、今日はそれについてご紹介します😊

目次

1日30分の「語りかけ育児」で、子どもが聞くこと・話すことが上手になる

今日ご紹介する「語りかけ育児」というのは、

『0~4歳 わが子の発達に合わせた「語りかけ育児」』

という書籍に書いてある、「1日30分は、完全に静かな環境で、子どもに1対1で話しかける」という方法です。

わりと有名な本なので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

分厚い本なのですが、

  • 月齢別の赤ちゃんの様子
  • 語りかけ育児の具体的な方法
  • 月齢に合った遊びの紹介
  • その月齢で到達する平均的な発達の様子と、気がかりなポイント

といったことが書かれていて、「聞く・話す」以外にも、総合的な育児書として役立つ情報がまとまっている書籍です。

音を聞き分ける力は、静かな環境で集中して聞くことで育つ

「語りかけ育児」というのは、1日30分間だけは、子どもと二人きりになり、気が散るようなものがなく、静かな環境で語りかけるという育児の方法です。

赤ちゃんや子どもがある音に集中するためには、大人と違って、聞こうとする音と、それ以外の背景の音の間に、かなりの音量の差が必要らしいのです。

テレビや話し声などのうるさい環境にずっといると、子どもはひとつの音だけに注意を向ける機会を持てず、その結果、正しい言葉や発音が身に付かないということがあるとのこと。

そのために、赤ちゃん、子どもが、完全に声を聞きとれる環境を用意し、語りかけてあげることで、言葉を聞いて理解する力、言葉を正しく話す力が身についていくのだそうです。

言葉の理解が進むということは、他のすべての発達にもつながっていきます。

「語りかけ育児」を実践してみた

上の子の場合

書籍を読んだ私は早速0歳のころから、語りかけ育児を実践してみました。

1年育休を取っていたので、昼間は私と子どもだけ。30分どころか1日中語りかけ放題です(笑)

私は本を参考に、こんな感じでやってみました。

  • 一方的に話すのではなく、赤ちゃんの声に応える
  • ゆっくり、目を見て話す
  • 答えを求めるような「質問」をしない

産まれたての赤ちゃんとは、当然言葉での会話はできませんが、目を開けたときに「あら、起きたの?おはよう~😊」とか、おっぱい飲み終えたら、「美味しかったね」とか、赤ちゃんと触れ合いながら、赤ちゃんの様子に反応しながら、語りかけるという感じです。

こういう話し方なら普通に皆さんやっていると思いますが、その時、テレビやラジオはつけず、静かな環境にしておくというのがポイントです。

保育園に通うようになってからは、帰ってから、あまりテレビはつけずに会話したり、絵本を読んだしするようにしていました。

下の子の場合

下の子は、上の子が5歳のときに生まれたので、当然ながら常に同じような静かな環境は用意できません。(夕方はテレビタイムで、毎日Eテレがついてます😅)でも、上の子が保育園に行っている間は、静かな環境にして語りかけることを意識していました。

まだ何にも喋れない頃は、「おしっこ出たの?オムツ変えようね~」とか、「うんち拭いて気持ちよくなったね~」「起きたの?かわいいねえ😍なんでそんなにかわいいのかな?」とか、とにかく愛でる言葉をかけまくってました(笑)

下の子って、いつまでも赤ちゃんのような感覚なので、ついつい今でも赤ちゃん言葉で話しかけてしまいます(笑)

今は保育園に通うようになったので、なかなか1対1で静かな環境を作るのは難しいのですが、夕飯後にテレビのない部屋で二人でゴロゴロしながら、小さな声でおしゃべりを楽しむこともあります。

「質問」することの危うさ

「質問」に関しては、この書籍から大きな示唆をもらいました。大人ってわりと、まだ言葉が話せない子どもに対して、何か(例えば人形など)を見せて「〇〇ちゃん、これな~に?」と、質問形式で話しかけることが多いと思います。

でも、子どもがその人形の名前を知らなかったら?

何て答えて良いかわからず、ストレスになるだけです。

この話を知ってからは、私は不用意に子どもに質問することはしなくなりました。質問するとしたら、「喉がかわいたの?ちょっと待っててね、麦茶をあげるね」のような、子どもとのコミュニケーションの中で必要なときだけです。

たまに、祖父母や年配の人が我が子に対して「これな~に?」と質問してくることがあると、「やめてほしいな」と心の中で反応してしまいますが😅

悪気はないと割り切って、その時はやり過ごすようにしています。

「語りかけ育児」を実施してきた結果

そんな風に「語りかけ育児」を実践してきた結果、娘は二人とも保育園、幼児教室の先生や、学校の先生から「お話が良く聞ける子ですね」と褒めていただくようになりました。

そう言われるたびに、「これは語りかけ育児のおかげだ!」と、心の中でこっそり喜んでいます😊

普段の子どもとのやりとりでも、やっちゃいけないことや、大切なことを伝えるときは、できるだけ静かに丁寧に伝えることを今でも心がけています。

もちろん思わず感情的に怒鳴ってしまうこともありますが(笑) (感情は抑えすぎなくて良いというのが持論です😅)

静かな声で、理由をきちんと伝えることで、理解してくれることが多いです。語りかけ育児は、結果的に子育てをラクにもしてくれます。

子どもとの会話を思いっきり楽しもう^^

私は子どもと会話するのがとても楽しいです😄

上の子と、大人と同じように話すのも楽しいですし、下の子のつたないおしゃべりを聞いたり、わかりやすい言葉で話しかけたりするのも楽しいです。

「語りかけ育児」を実践してきて本当に良かったなと思っています。

子どもが話し始めたら、今度は大人の側が、しっかり最後まで話を聞くことも心掛けたいですね。

自分の話を最後まで聞いてもらえると、大人でも子どもでも満たされ、充実した言葉のコミュニケーションにつながると思うのです。

子どもの話を聞いて、子どもに話しかけて、思い切り会話を楽しんでいきたいですね😊

「語りかけ育児」が、そのためのヒントになれば嬉しいです😄

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