【保活】近さか雰囲気か?17園見学したママの「親子で幸せになれる保育園選び」のポイント

保活
  • 保育園、いっぱいあるけどどんなところを選んだら良いの?
  • 家からの近さと園の雰囲気、どちらを優先すべき?
  • 見学で見るべきポイントは?

今回は、そんな「現在保活中!」というママさんに向けて、実際に17件ほど保育園を見学した私の体験と、書籍で得た知識から「親子で幸せになれる保育園選びのポイント」というテーマで、保育園選びの参考になる記事をお送りできたらと思います。

★2022年12月追記★

次女は3年間、認可保育園に通いましたが、年少になる年から幼稚園へ転園することになりました。詳しくはこちらの記事で↓

目次

17園見学した保活時代

私は子どもを産んでからも働き続けたいと考えていたので、迷うことなく、娘を保育園に入れることを決めていました。

保育や幼児教育にはとても興味があったので、保育園を調べて見学に行くのが当時は本当に楽しくて、「いや、さすがにそこは家から遠すぎるだろう」という園まで範疇に入れた結果、長女のときは14園、次女のときは新しくできた園を3園見学し、合計すると17園いうかなりの数になってしまいました😅(みなさんどれくらい見学してるんだろう・・・?もっと見学したよ!というママさんもいるかもしれないですね)

長女のときは、14園見学した上で、良いと思った4園に絞り込み、とてもとてもラッキーなことに第一希望の園に入ることができました。

次女も同じ保育園に入れたかったのですが、枠が少なく、きょうだい児で埋まってしまっていたので入れず、第二希望の園に入園しました。

保育園選びに参考にした書籍

私が初めて保育園選びを始めたとき、「どんな基準で選んだら良いの?」「見学のときはどんなところを見れば良いの?」というのが疑問だったので、以下の書籍を参考にしました。

この書籍では主に

  • 園の種類と教育
  • 保育の質の話
  • 園での子どもの事故の話
  • 保護者にできること

が書いてあります。

特に「園での子どもの事故の話」はこれまでに実際に起こった事故のことが書いてあり、もしも自分の娘にこんなことが起きたらどうしよう。。と背筋が凍る思いで読みました。

どんな園を選ぶべきか、その視点を与えてくれるとても良い本です。保活を始める前にぜひぜひ読んでみてください。

どんな園を選ぶべきか?

①とにかく”家から近い”こと

さて、ではどんな園を選ぶべきなのでしょうか?

まず第一にオススメしたいのは、(車での送迎が禁止の地域に限り)

「家からの近さ」です。

保育園の送り迎え。これは復帰したら毎日のことになります。まだ保育園に入っていないお子さんをお持ちのママさんにお伝えすると、送り迎えは「想定している3倍の時間がかかる」と思っていたほうが良いです。なぜか?

子どもとの移動は想像を絶すること多発だからです。

歩きで通う場合、大人が素通りする道は、子どもたちにとってちょっとした冒険・遊び場です。

小さな階段があれば、走っていって上り下りする。斜めに経っている電信柱があれば、抱き着きに行く。お花が咲いていたら観察する。地面にいる小さな虫にくぎ付けになる・・・(以下略)

自転車の場合、乗車拒否がある。雨の日、とても辛い。雪の日・・・(以下略)

電車・バスの場合・・・(以下略)

もうおわかりですよね?子どもと移動するのって、一人で歩くのとはわけがちがうんです😭

さらに、「忘れ物した」「途中で行き渋った」「全部抱っこになった」等など、「保育園遠い」ということがかなり毎日のストレス度を上げてしまう可能性があります。

もちろん、近いけど行かせたくない園に無理に行かせる必要はありませんし、遠くても行かせたい!という園ならぜひ選択したいと思いますが、「家からの近さ」はぜひ、大事な大事な要素として考えておくのが良いと思います。

★2023年1月追記★

2023年の春に、次女は3年間通った「一番家から近い園」から「車で10分の園」へ転園することにしました。詳しくは以下の記事で。

②安全な保育をしていること

最近は首都圏も保育園不足が解消されつつあり、各園が園児の争奪戦で、英語や体操や早期教育など様々な特色を出してきており、そういった分かりやすい教育面で選びたくなる気持ちもあると思います。

でも、まず何よりも考えておくべきは、「子どもがそこで安全に過ごせるかどうか」です。

先ほども書きましたが、実際に園での事故で子どもが亡くなるケースが今でも起きています。2022年は、園バスに置き去りにされてしまい子どもが亡くなった事故や、信じられない虐待が起きていたケースも大きく報道されました。

預けるというのは、園に「命を預ける」のと同様ですよね。ぜひ、「安全に過ごせそうか」という点を軽視しないでほしいと思います。どんなところを見れば安全さが分かるのかは、このあと書きますね。

③先生たちの雰囲気が良いこと

先生たちがどんな雰囲気か。これは子どもを預ける上でとても大事なポイントです。保育園によって、先生の雰囲気は全然違います。

特に園長先生の雰囲気は園の運営に多大なる影響を及ぼします。若くて子どもや親とのコミュニケーションを積極的に取る先生もいれば、ベテランで、規律を大事にしている先生もいる。園長先生と現場の先生との関係が良いか悪いかは、日常の保育の質にも関わってきます

大きな企業が運営する保育園は、入った後に園長先生が変わってしまうことも多々ありますが、数年はお世話になると考えて、先生の雰囲気が良いところを選ぶことをお勧めします。

見学で見るべきポイント

安全な保育をしているか?

先ほど大事な点②で書いた「安全」が保たれている施設なのかチェックします。

保育士の配置人数

まず、保育士の先生の配置人数です。日本の基準はこのようになっています。

0歳児 子ども3人に対し保育士1人
1~2歳児 子ども6人に対し保育士1人
3歳児 子ども20人に対し保育士1人
4歳児以上 子ども30人に対し保育士1人

でもこれは実際にはギリギリの配置だそうです。この人数を満たしていて、なおかつ補助の先生が加えられていれば、先生の人数としては〇だと言えます。(ほとんど無いと思いますが、もし満たしていないところがあれば避けるべき思います)

保育室を見せてくれるか

上記に挙げた書籍の中では、死亡事故が起こっている保育施設に共通している最大のポイントが、保育室内を見せないことだったそうです。保育内容や保育士の数、保育士の能力不足などを隠す意図があるのかもしれません。

近年はコロナで、親でさえも保育室に入れない状況だったので、見学もそうだったかもしれませんが、今後は緩和され、保育室を見せてくれるようになるのではないかと思います。

ちなみに保育室で見るポイントは、

  • おもちゃや道具が整理されているか
  • 地震の時、天井から落ちてきそうな物の積み方をしてないか
  • 水回りやトイレが清潔に保たれているか

このあたりをチェックすると良いかと思います。

私が見学に行った保育園の中には、段ボール箱に掃除機がつっこまれたまま置いてある園や、階段にお遊戯の大きな道具類が置きっぱなしになっている園もありました。見た目にも良くないですし、安全上も問題があります。整理整頓は子どもの生活の場としての基本だと思います。(家ではなかなかそうはいかないんですけどね。。😢)

おもちゃや本が、古くても、整理されており、きちんと掃除されて子どもも職員も気持ちよく過ごせる場が保たれているか。ここはとても大事なポイントだと思います。

先生たちの雰囲気

大事なポイントでも述べましたが、先生、特に園長先生の雰囲気こそ見学に行かないと分かりません

私が見学に行った中でも、色んな先生がいました。家庭的でお母さんのような園長先生、園を立ち上げたばかりで理念をしっかり語ってくださる男性の先生、茶髪で爪の色が真っ赤な園長先生もいましたね・・・。

園長先生が、

  • 他の先生と関係性が良さそうか
  • 親に対してどんなコミュニケーションを取っているか

現場の先生は

  • 子どもに対してどんな言葉遣いをしているか
  • 子どもに威圧的だったり、ぞんざいな扱いをしていないか
  • ちゃんと挨拶してくれるか

そんなところを観察してみてください。

立地、施設

立地や施設も大事なポイントですよね。子どもが毎日過ごす空間としては、やはり保育室にある程度の広さはあるほうが良いですし、園庭があるほうが、すぐに体を動かせる環境で良いと思います。

とはいえ都市部の園は、ビルの上にあったり、高架下にあったり、狭い土地の中で設置されているところがあるのも事実。

そういうところは、保育室内や先生の雰囲気を見つつ、建物として避難経路がしっかりしているか、園庭がなければ、公園など外遊びはどこに行っているかなど、その環境でどんな保育がされているかを確認するのが良いと思います。

子どもたちの様子、教育の内容

見学は、午睡中だったり食事中のこともありますが、子どもたちが活動している時に見学ができれば、先生とのやりとりなど見れるので、のびのび過ごしているか確認できると思います。

他に見るポイントはどんな教育をしているかです。

狙いを持った自由遊びを大事にしている園、就学前に机に座って勉強する練習をしている園、スポーツなどひとつの分野に力を入れている園など、色々な特色があると思います。

どんな教育を受けさせたいかは本当に人それぞれなので、よく特徴を比較して、ご家庭の方針に合う園を選ぶのが良いと思います。

個人的には、あまりたくさんのプログラムを詰め込んでいたり、何かの分野を全員同じレベルにします!と謳っている園は、親ウケは良さそうだけど、子どもたちの負担大きくないかな?と少し心配になります。

今、幼稚園と保育園は同じように教育機関として子どもを育てていこうという指針になっています。そして今の幼児教育の基本となっているのは、子どもが主体的に選んだ遊びを協働的な学びへとつなげていく「遊び中心の保育」です。

一斉保育のプログラムの充実だけでなく、普段の保育はどんな方針で、どんなことをしているのかな?というのも、ぜひ見学する際に聞いてみてください。

娘の園はどんな園だったか

私の娘たちは別々の園に通うことになりましたが、それぞれの園にはそれぞれの良さがありました。

長女の園は、園長先生が若く、親とのコミュニケーションをものすごく積極的に取ってくださる先生で、子どもたちも元気でのびのび過ごし、通わせている親からは本当にものすごく評判の良い園でした。

勉強より、身体を動かすことに重きをおいていて、毎朝園庭を走ることをしていたのが、体力向上にすごく役立ったと思います。

次女の園は、施設が充実していて、特に園庭にある遊具が立派。

今2歳の娘は毎日そこで色々な運動をしています。毎日の持ち物は長女の頃よりも少なく、親としては本当に準備がラクで助かっています。

入れる園は運しだい😢良い園にご縁がありますように!

都市部の認可保育園は、どれだけ行きたいと願っても、入れるかどうかは分からないのが実情ですよね。そもそも保育園に入ること自体できない方もまだたくさんいらっしゃると思います。

そんな現状ではありますが、やっぱり我が子の通う施設選びは慎重に行いたいもの。ぜひたくさんの園に足を運んで、自分の目で「ここは親子で幸せになれるか?」を確かめてみてくださいね。

認可外保育園については、自治体のホームページで、立ち入り検査が実施されているかなどを確かめるのも良いと思いますよ。

今回の記事が、少しでも保育園選びのヒントになっていれば幸いです😊

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