小1の壁シリーズ③ 宿題に大苦戦

宿題

今回は小1の壁シリーズ完結編。
いよいよ学習が始まった1年生の時期に、宿題をやるのにとても苦労したお話です・・・

目次

コロナ過入学!大量の宿題に大苦戦

机に向かう習慣はあえて作ってなかった

子どもの勉強に関してはそれこそ本当に色んな考え方、方針があると思いますが、私の場合は、「保育園時代までは、なるべく机に向かわせる時間を少なくする」をモットーに育児をしてきました。

「机に向かわせる」というのは、「字を書いたり算数的なことの勉強プリントをさせる」ということです。

暇を持て余しているようなときは、線つなぎをしたり、字の練習をしたりというのはやってはいたのですが、公文に通わせたり、通信教育をやったりというのはやらずにいました。

未就学児の場合、プリント学習より、遊びの中で自然と学ぶこと、身体と手を動かして自分の体験を増やすことを重視したほうが、その後の成長に活きるという考えがあったので、なるべくそういった「自由な遊び」に時間を割きたいと考えていたのです。

※このあたりの考え方は、仕事で読んだ以下の本で確信に変わりました。2020年から変わった新学習指導要領について詳しく書かれています。教育に興味ある方はぜひ!


「資質・能力」と学びのメカニズム

大変だったコロナ休校期間の家庭学習

長女が入学したのは、ちょうどコロナが始まった時期。入学式だけあったものの、翌日から休校となり、学校が始まったのは6月でした。

休校にも学校によって様々な対応がありましたが、まだ1人1台端末も整備される前だったこともあり、オンラインの学習は無し。その代わりに、家庭学習用としてけっこうな量のプリントが出たのでした。

内容も、国語算数から、図工、音楽まで・・・

私も、小学校に上がったからにはと、毎日うちにいる娘のためにタイムスケジュールを作って、なんとか勉強の時間も少しは作ろうと考え、一緒にプリントをやる時間を設けましたが・・・

前述のように、机に向かうことに慣れていない娘。まぁ~、すぐ飽きます😅

記録を見ると最初のころは、30分くらいがんばっていましたが、10日くらい経つと1日の学習時間は5分に😂

後半は記録することすら諦めてますね(笑)

がんばってたなぁ

娘は「教科書開いた瞬間にやる気なくすんだよね」と言っており、「教科書に向かって勉強する」という行為を「長時間家でやる」というのが、6歳くらいの子どもに根本的に向いてないんだろうなと思ったのを覚えています。

加えて、やはり子どもは「親には甘えてしまう」ものなのですよね。

保育園や学校では先生に従って活動できても、相手が親となると、そうはいきません。学校と同じように家でもできると思っちゃいけないなと痛感しました。

振り返ってみると、この時の娘は勉強以外のトランプのような遊びでもすぐイライラしたり、反抗的だったりしたので、コロナ過でお友達にも会えず、家にずっといるストレスもあったんだろうなぁと思います。

結局宿題は、提出する必要のあるプリント類はなんとかこなしたものの、音読やら音楽の動画を見ることやらはできる範囲でってこともあり、ほとんどやらずに学校再開を迎えたのでした。(全部きっちりやらせたという家庭もありました。ここはほんとに、家庭の方針が現れますね・・・)

「宿題をやる」という習慣を身に着けるまで

宿題を付きっ切りで見ることを決意

そんなこんなでいよいよ学校が再開し、通常の登校が始まりました。登校は登校で、これまた大苦戦していたのはこちらの記事に書いております😓

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再開後は普通の宿題が出ることになります。算数、国語、それぞれプリント1枚程度で、やれば20分くらいで終わるものでしたが、一番苦労したのは「宿題になかなか手を付けない」ってことですね。

そう、子どもはとにかく宿題が嫌いです😂

もはや私としては、

なんで宿題ってあるんだろう?これくらい軽い内容なら学校でやってくれば良くない?

「宿題やったの?」って聞くこの手間、子どもに小さなストレスかけてやる必要ある?

と思うこともあるのですが、宿題があることで、今、自分の子がどんな勉強しているのか、つまづいているところはないかを確認することができるのも事実。

そう思い、「宿題をやる」というのが習慣として定着するまでとにかく徹底的に私が付いて一緒にやる、というのを実践したのでした。

だんだんと自分からやる習慣が身に付いた!

実際にやった方法は、長女が帰ってきて、私が見れるタイミングになったら、「今日の宿題やろっか」と言ってランドセルからプリントを出す、机に広げて、「今日はこんな内容だね」と言って、隣で最後まで根気よく見守るというシンプルなもの。

それを続けていくうちに、だんだんと、「宿題をやる」というのが毎日の習慣として身についていきました。

徐々に付きっ切りで見ることは少なくしていきましたが、今日はなかなか手を付けられていないな、という日は、こちらがランドセルから宿題のプリントやドリルを出して、机に広げておきました。そうすると、意識が向いて宿題に取り組むようになりました。(ちなみに勉強机はありますが、ほぼ使っておらず、ダイニングテーブルでやってます😅)

やっと、言わなくても、付いていなくてもやるようになり、壁を乗り越えたなと思ったのは、2年生になったくらいでしょうか。3年生にになった今は、その日の宿題をちゃんと把握していて、時間になると自分から取り組んでいます。

金曜日は、土日があるからとどうしてもサボってしまいがちですが、土日に外出予定があるときなどは、出かける前にやろうねと声がけすることで取り組めることが多くなりました🤗

宿題のルールの設定=生き方の教育

よく、世間で活躍している人は「学生時代に宿題やりなさいって言われたことがない」と聞きます。子どもを信じて、自主性を重んじる姿勢がそうさせるんじゃないかと思い、私もなるべくそうしたいなと考えています。(もともと自主性のある子だから、言わなくてすんだという説もあるかもですが)

「宿題やったの?」と言われるだけで、なぜかやる気がそがれるのって、わかりますよね・・・😅

それと、「やるべきことを終わらせてから、やりたいことをやる」というのは大切だとは思うんですが、「自分のやりたいことをやる」ほうが、やるべきことをやるより大事になってくる場面てあると思うんですよね。

やるべきことを優先してばかりいると、やりたいことをやる時間が少なくなってしまうというか、大人になったときに、人に言われたことばかり優先して、自分のやりたいことができない、もしくは分からないようになってしまう気がして。人生は、自分のやりたいことができるのが幸福だと思うんですよね。

子どもには、人に言われたことをこなすより、やるべきことと自分のやりたいことを把握して、どちらもうまくできるタスク管理やスケジュール管理を自分でできるようになってほしいんです。欲を言うなら、宿題は自分の学習のために必要なものであると、納得感の元に取り組んでほしい。

もちろん、小学校の低学年からすぐにそれはできないので、声がけして一緒に取り組むのですが、「帰ったらすぐ宿題!」「宿題終わらないと遊びにいけない」といったルールは設けていません。でも、最初のころは宿題をやる時間が遅すぎて、寝るのが遅くなる日があったので、「寝る時間を守れる時間に宿題をやる」という緩いルールを設けています。習い事がある日は、習い事に行く前に宿題をやるルールです。

小3の今は、そのルールを守って宿題ができています。もちろん、こちらがヤキモキして、言ってしまうこともありますが、そうすると、「これが終わったら何時何分からやる」と自分で決めてやっています。(結局その時間にできずに、寝る前になってしまうこともありますけどね😅)

大げさかもしれないですが、宿題のルール設定も、主体的な生き方を育む一つの方法であると思うのです。

3年生の現在の様子と学校の成績

長女の学校の宿題の内容は、国語の漢字練習と音読、算数の計算問題が主で、あとは週末の日記です。3年生になってからは算数の宿題は出なくなりました。いずれまた出されるのかもしれません。

それほど大量ではないので、今も取り組み始めれば20~30分程度では終わっています。

ずーっとついて見ていることはしなくなりましたが、漢字練習なら、どんな漢字をやっているのかな?と見てみますし、日記なら、「こんなところ行ったよね」「そこはこんな表現が合うかもね」と、長女と話しながら、書くのを見守っています。

そして家庭では宿題しか学習をしていない長女ですが、3年生の夏現在、ほとんどつまづいている箇所はなく、テストではいつも80点以上取れています。本人も、特に勉強に問題はないという認識で、学校も楽しんでいます。

1年生の頃は、本当にやっていけるんだろうか、と高い高い壁を感じていましたが、子どもって成長するものなのですね😭長い目で見ていくことが大事なんだなぁと実感しています。

以上、3回に渡ってお送りしてきた「小1の壁シリーズ」は今回で終わりです。

少しでも皆様の子育てのヒントになれば幸いです😊

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