- おうちモンテがうまくできない
- モンテッソーリ教室を検討したい
今回はそんな方に向けて、実際に2歳の娘を教室に通わせているママの立場から、教室でやっていること、身についていることについてご紹介したいと思います。
教室へ行くという選択肢の参考になれば幸いです^^
どんな教室を選ぶべきか?
先生が良さそうか
モンテッソーリの教室って数が少ないので、そもそも選択肢がここしかない・・というケースも大いにあると思いますが、
教室選びの際は、まず体験してどんな先生か見ることが大事だと思います。
私は長女の時に、教室の体験に連れて行きましたが、その時の先生の接し方がかなり強引・・・。子どもの手を無理やり掴んで動かすようなことをやっていたので、「あ、ここは違うな」と思い、入会しませんでした。
次女の時に出会った教室の先生は、ベテランで穏やか。
一人一人丁寧に見て、子どもが困っていたらきちんと提示と言葉がけをする先生で、次女も最初から馴染んで活動していたので入会を決めました。
教具が揃っているか
モンテッソーリといえば教具。
教室によって、教具がどの程度揃っているかは見ると良いと思います。
次女が通っているのは普段はモンテッソーリ保育園をやっている教室なので、広さもあり、年少前までのクラス、年少以上のクラスで階が分かれていて、教具も豊富に揃っています。
どんな教具、環境での学びができるか。もし選べる教室が複数あれば、ぜひ色々見学してみてください。
教室でやっていること
年少前までのクラスでやるのはこんな感じです。
- 葉っぱをお水で拭く
- スポンジに水を含ませて、絞る
- 小豆の受け渡し
- 目打ち(穴をあける)
- 窓ふき
- モチーフをマジックテープやスナップでつなぐ
- ほうきで床をはく
- のりはり
- 色合わせ、形合わせ
- ピンクタワーなどの教具に触る
いわゆる「モンテッソーリのおしごと」を一通りできる内容です。
もちろん、一つ一つの道具は、トレイに乗った棚に置いてあり、好きなものを選んで机まで持っていき、遊んだら自分で片付けるスタイル。
次女は最初のころは、片付ける前に別のトレイを取りに行ってしまっていたようですが、半年ほど経った今は、ちゃんと元に戻してから次のトレイを取りに行くようになったようです。
満足するから次にいける
モンテッソーリ教育は、やりたい活動を「自分で選ぶ」のが特徴ですよね。
大体みんな最初はお水を使うおしごとが大好きで、何度も何度も繰り返すそうです。
次女もその一人。最初のころは教室ではいつも、スポンジを絞ったりピッチャーからボウルに水を入れるような、お水のおしごとに取り組んでいました。
選んだおしごとを自分が満足いくまでやると、今度は次の活動に興味を示すようになります。しばらくは目打ち、のりはり、小豆の受け渡しなどの指先を使う活動が好きで良く取り組んでいたようです。
そして最近はピンクタワーのような教具に関心が向いてきた模様。
「重い」とか「大きい」とか、具体物をたくさん触って、感覚を磨いているようです。
個性に合わせた関わりをしてくれる先生たち
教室が終わると先生から講評をいただいて、その日の子どもの様子を聞くことができます。
本当に一人一人をよく見てくださっているなと感じます。
次女の場合はまんべんなく色んな活動をするようなのですが、お子さんによっては、ひとつの活動が大のお気に入りで、いつも同じことをする子もいるそう。
先生は、親御さんにも満足してもらうために、他の活動に誘いたくなる気持ちもあるそうですが、子どもが自分で選ぶことを尊重し、見守ってくださっているそうです。次女のように、選ぶものに違いが見えてきたときも、見逃さずに教えてくれます。
半年でどんな成長が見られたか?
さて、では実際に半年間モンテッソーリの教室に通い、どんな成長が見られたのか。
正直、この短期間では何か目覚ましい成長をした、という姿までは見えません。しいて言うなら、家で水をこぼしたときに、自分で雑巾を出して拭くようになったくらいでしょうか(これはほんとに教室でやったおかげと思います)。
教室の中では、選ぶおしごとが変わっていったり、色や数字の理解が進んでいたり、お片付けが上手になったりしているので、そういう点では確実に半年前より成長しているなぁと感じています。
もともと、モンテッソーリ教育に期待していることは、そんなに短期間でできることを増やすのではなくて、集中力や巧緻性を養いつつ、満足いくまで自分のやりたい活動をすることで心を満たし、
長い目で見た時に、生活力や段取り力、他人を思いやれる心が育てば良いな、ということなので、次女が楽しく続けられるのであれば、小学校に上がるまで取り組んで、それが将来の糧になれば良いな、と思っています。
整った環境で学ばせたいなら教室がオススメ
うちの場合は、やっぱり教室に通わせて本当によかったなと思っています。
月2回だけなのですが、「いつも同じ場所に同じ教具がある」というのが安心のようで、次女に限らずみんな教室に入ると、すぐ自分のやりたいものがある場所に行って取り組むそうです。
そういう整った環境、しっかりと見守られながら活動できる環境や時間はなかなか家では実現できません。
もちろん家では、身支度を自分でできるようになるための援助や、生活の中でお手伝いしてもらえるところはお願いするなど、日常生活をしっかり送れるようになるために、やれることはやろうと思います!
ちなみに私がモンテッソーリに興味を持った本はこちら↓
特に「モンテッソーリ教育を受けた子どもたち」は、読み返すたびに「こんな子に育てよう・・・!」と意欲を掻き立ててくれる本です^^;
今は漫画版もあるんですね。
全然できなかったけど、今も大切にとってある「おうちモンテ」の本。
2022年10月追記:最近、モンテッソーリの学びにつながるおもちゃを売っている素敵なお店を見つけました↓
0歳・1歳・2歳向けの知育玩具の取り扱いが多く、売れ筋が揃っています。3歳向けもあるようなので、今年のクリスマスプレゼントに検討中です^^