現在小3の長女の中学受験を見据え、日能研の全国テストを初めて受けてみましたので、どんな感じだったのかまとめてみたいと思います。
日能研のテストの特長は公式ページも参考にされてくださいね。
日能研の全国テスト 10月実施分は入塾テストも兼ねている
『日能研全国テスト』は、日能研が主催する『これから中学受験学習をスタートする』生徒を対象としたの無料テスト。
我が家はもともと日能研への入塾を検討しており、資料を取り寄せていたので、全国テストのハガキ(チラシだったかな?)も届きました。
そしてそこに書かれていたのが「このテストは新4年生の入塾テストになります。合格なら2月から新4年生として入塾いただけます」との文字!
「えっ、2月から行くならこれ受けないとじゃん!!」と思い、あわてて予約をしたのでした。
出るのは国語と算数。過去問を見ておくと良い!
テストは国語と算数。途中休憩をはさんでそれぞれ40分ずつとのこと。
どんな問題が出るのか知りたかったので、調べてみると日能研のホームページに1部の過去問が載っていました。
今通っている臨海セミナーとは違い、国語でも算数でも「自分だったらどうしますか」「この内容を見て自分の考えを書きなさい」等の「自分の意見を述べる」問題があるのが最大の特徴のようです。
「これ、事前にどんな問題かわかってないと当日パニックになるかも・・・」と思った私は、メルカリで過去問を購入しました^^;
結果、過去問を見せておいて大正解!
全部解くまではやらせなかったのですが、どんな感じの問題が出るか知っていただけで、心の準備もできたし、当日もパニックになることなく、テストを受けることができました。
テストの内容
まず算数です。今回出たのは
- 等号、不等号の問題
- 計算問題
- 文章を読んで四則演算のどれを使うか考えて解く問題
- 仲間分け(集合)の問題
- ルール(法則)に従って解く問題
こんな感じでした。
学校で出てくる問題よりはるかに難しく、これはこの勉強していないと解けないなという問題が大半を占めていました。
次に国語。今回出たのは以下のような問題でした。
- 文章を読んで、「自分の意見」を書かせる問題(点はつかない)
- 文章を読み、問題を解くオーソドックスな問題
- 漢字の問題(問題文中に紛れている)
国語は文章を読んで答えるオーソドックスな問題が中心でした。塾で問題文をよく読む機会がある長女は良い点数を取ることができました。
ただ、学校や学習塾と違うのは、自分の意見を書かせる部分が多いこと。
自分の意見を書かせる問題は、点数がつく部分とつかない部分があります。
上記リストに書いたように、自分の意見を書くだけの問題が最初にあり、それは点数がつきません。
このあたりは、「正解のない問い」を大事にする日能研のテストの特長なのかなと思いました。
当日の雰囲気
教室に行くと、入り口の下でまず一人の先生が出迎えてくれていて、中に入るとたくさんの先生や試験監督のバイトさん?らしき人がたくさん。
うちが行った校舎はとても小さな教室なので、子どもがテストを受ける部屋の隣の部屋が保護者会の部屋になっていました。
入塾していない生徒はまず親と一緒に保護者会の部屋で待機。その後、時間になると先生が子どもを部屋に連れて行ってくれました。
テストが始まる前には「わからない問題は飛ばして良いからね」と優しく指導があったようです。
休憩時間に子どもと話ができたので、「どうだった?」など聞いていると女性の先生が来て、「最後の問題が、あと10秒くらい足りなかったんですよ。でもすごく頑張ってました!」と言ってくれて、
そんなに見てくれてたの⁉とちょっと嬉しくなりました。
この教室の先生たちの雰囲気は、皆とても暖かく優しい感じで安心でした。
テストと同時開催で行なわれる保護者会
子どもがテストを受けている裏では保護者会が開催されます。
約2時間もなにを話すのかしら・・・すごい勧誘とかあるのかしら・・・と身構えていきましたが、内容はごく普通で少し拍子抜けでした。
内容はこんな感じ↓
- 日能研について
- この教室について
- 授業例:社会科について
- 中学受験事情
日能研については「小学生のみ」というのが特徴で、小学生の特性を知り尽くした指導をしている、講師がアルバイトではなく全員が社員であるということ。
教室については、うちが行った校舎は小さくて地域密着。アットホームですよというお話。
大きい校舎は人数が多く、切磋琢磨できる環境なので、校舎によって雰囲気が違いますよ、(でも講師の質は一緒です)というお話でした。
日能研の席順は成績順と聞いていたのでビビッていましたが、この校舎では4年生までは成績順ではなくランダムということなので、そこも一安心。
社会科の授業例では、実際の入試問題が例示され、昔の暗記型社会科とは違い、データを読み取り、知識を使って「考えて解く」教科になっていますよ、というお話。
中学受験事情は、昔の学校と今の学校は全然違う、テストで求められる内容も違うというお話、最新の受験者数のランキングや志望動機のランキング、中受する魅力などについて教室長さんからのお話でした。
中学受験塾、やっぱり厳しかったり、あおられたりする感じなのかなと思ってましたが全然そんなことなく、皆さん穏やかで、勉強の内容も面白そうで、うちの子もここならやっていけそうだなと感じ、ホッとすると同時に、これからの期待感でちょっとワクワクしてしまいました。
テスト結果は翌日出る
テストはその場でスキャンされ、データを本部で採点し、翌日の夜には会員サイトのNポータルで発表されるとのこと。そこで入塾基準に達しているのか、達していたら、どのクラスなのか(レベル)も判ります。
テスト用紙、解答、解説用紙は持って帰れるので、持ち帰ってすぐ親が採点することができます。
自己採点では国語は8割、算数は5割くらいの出来。本人も「国語はできたけど、算数は難しかった」と言っていたので自覚の通りだったもよう。
結果、国語は平均点を上回る成績!算数は本人の自覚よりさらに厳しい点数でした・・・
でも合計点は入塾基準に達していたので、入塾することは可能ということに!
本人に告げると「やったー!」という反応で、「あ、入塾に前向きなんだな」と安心しました。
点数的に、クラスは下のクラスとなりました。上位クラスに入るには平均点を上回っていなければならないようです。(基準の点数は毎回変わるとは思います)
入塾基準に達していなかったら?
入塾基準に達する点数が取れなかった場合、入塾はできません。
ただ、入塾のための全国テストは何回も受けることができます。
特に、季節講習を受けた後のテストはそこで習ったものが出るようなので、合格率が上がるようです。
塾長さんは、「何回も受ければ点数は上がっていきます」と言っていたので、講習を受けて、対策を練れば合格できますよ、ということなのでしょう。問題文を見る限り、そうだろうなと思いました。難しいもん!
入塾のテスト対策に関しては、こちら↓のブログがとってもわかりやすいので、リンク貼っておきますね。
(下記ブログ内で「上位クラスと下位クラスは使うテキストが違う」という情報がありますが、私が行った教室の説明では、テキストは同じで、進度が異なるというお話でした。気になる方は直接日能研に聞いてみても良いと思います)
事前の情報収集をしておいてよかった!
日能研の全国テスト、初めて受けるのはドキドキでしたが、事前にネットでどんなテストなのか調べておいたこと、過去問を手に入れて本人に見せていたことで、落ち着いて臨むことができました。
全国テストは日能研に入塾する意向がなくても受けることができるので、
うちの子のレベルどんな感じだろ?
中学受験の情報知りたいな、
という理由で気軽に受けてみても良いと思います。
さて、今度は通っている臨海セミナーから日能研への切り替えを考えなくてはなりません・・・。