- きょうだいが6学年差になりそう
- 6学年差の育児のメリット・デメリットは?
- 6学年差のリアルな生活はどんな感じ?
今回はそんな疑問をお持ちの方に向けて、6学年差の育児の実態(小3・3歳時点)をご紹介したいと思います。
我が家は4学年差を狙って妊活していましたが、転職や流産〜病気など色々あって、6学年差の姉妹になりました。
あくまでもわが家のライフスタイル、私の主観で書いているものですが、ご参考になれば嬉しいです!
私個人としては6学年差育児をとても楽しんでいます!
6学年差育児のメリット
私が6学年差育児のメリットだと思う点はこちら。
- 上の子がある程度育っている
- 上の子が下の子の面倒を見てくれることが多い
- 下の子は上の子からたくさん刺激を受ける
- 下の子の成長を長い目で見ることができる
- 育休期間に小学校入学の対応ができる
ひとつずつ詳しく書いていきますね。
上の子がある程度育っている
6学年差の最たるメリットは「上の子が育っていること」かなと思います。
2歳差、3歳差だと、イヤイヤ期に新生児のお世話が加わり、発狂しそうだという声も・・・(想像に難くないT_T)。
6学年差の場合、下の子が産まれるとき、上の子は年長さん。
イヤイヤも収まってある程度ひとりでできることも増え、意思疎通もかなりできるようになってきている頃。
お友達にきょうだいができるのも見てきているので、当然、「弟・妹が産まれる」ということはどういうことなのか、生活がどんなふうに変わりそうかということも理解が早い。
これにはとても助けられました。
妊娠中や入院するときも出産後も、あまり長女のわがままに振り回されることなく、過ごすことができたのはかなりストレスフリーでしたね。
あ、そうは言っても妊娠出産に伴うトラブルとか大変さはもちろんありますよ!
私の場合は、坐骨神経痛で起きれない日々が続いたり、乳首切れたりとかね・・・。
上の子が保育園に行ってくれているのは本当にありがたかったです。
下の子の面倒を見てくれる
これはもっというと、「面倒を任せても良い瞬間がある」という感じです。
もちろん、上の子だってまだ低年齢。上の子にまかせっきりにすることはしてはいけないですし、することもないですが、
上の子が小2、小3と育ってくると、たとえば公園の遊具で遊ばせるときに「下の子と一緒に行ってあげてね」と言っても安心して任せられたり、
たまに短い時間、お風呂に二人で入ってもらうこともあります。(下の子の体を洗うのは私がやったりしていますが)
上の子がしっかり育っていてくれているからこそできる育児だな~と実感します。
下の子は上の子にお世話をしてもらうと、上の子のことが大好きになって、良いことがいっぱいです^^
(これは何歳差でもきっとそうですよね!)
上の子からたくさん刺激を受ける
下の子は必然的に、日常の中で上の子が観ているテレビや読んでいる本、宿題をしている姿などに触れます。
上の子が赤ちゃんの頃は、静かな環境で語り掛けることを大切にしていて、テレビを見せる時間は決まっていて、見せるものも低年齢向けのものに限っていて、毎日絵本を読み聞かせて・・・と丁寧にやっていましたが、
下の子の場合、産まれたときから、姉がいるときはギャーギャーうるさい、テレビもいつもついている、母と上の子の会話から言葉のシャワーをあびる、観ている番組は小学生向けの刺激強めのもの・・・という状態^^;
下の子の発達は年相応で、むしろ上の子と比較してしまうので親から見たらいつまでも甘えん坊の赤ちゃんにしか見えませんが、保育園からは「しっかりしていて、みんなのお手本になってくれてます」みたいなことを言われます。
それはやっぱり、上の子の影響が大きいのかな~と思います
そして学び系の環境も、上の子のときとは全く異なります。
産まれたときからある程度の絵本も、図鑑も、地球儀も、地図も、教科書も辞書もそろっていて、それを使っている上の子の姿を見ているし、
上の子が宿題で唱える九九やことわざや英語も聞いているという状況。
もちろん、なんでも早く触れさせれば良いものでもないのですが、そういう姉の姿を見たり聞いたりしていると、この先小学校に入ったときも、「はじめて聞くこと」が少なく、すんなり勉強に入っていけるんじゃないかな~と思っています。(これはただの予想です^^;)
下の子の成長を長い目で見ることができる
上の子を6歳まで見ている分、そこまでどんな発達・成長をしていくのかは大体見えているもの。
下の子が産まれる時点で、年長までのことは大体わかるような状況です。
それは本当に下の子の育児に余裕をもたらします。
2歳は大体こんなもんだよね。4歳くらいにこれができればよいよね。など、短期ではなく、ある程度長期の視点で子育てできることは、とてもメリットだと思います。
上の子のときと同じ道を選ぶこともあれば、上の子のときのことを教訓にしたり、違うことを試してみたくなったりして、下の子で方針転換することもしばしば。6年という時間があるから考えられることって多いです。
ただ、6年も差があると、昔のことを忘れていることもたくさん。
授乳の方法だとか、おむつっていつ頃取れたっけ??など、
6年も経つと覚えていないということも多々あります^^;
それでも出産のときはそれでも経産婦扱いされるんで、「いや、忘れてるから教えてください!!」みたいなことも多かったですね(笑)。
育休期間に小学校入学の対応ができる
下の子が産まれた年、上の子は保育園の年長。
育休を取る期間にもよりますが、6学年差の場合、小学校入学の時期にまだ育休を取っていられる場合があります。
私の場合、下の子を0歳から保育園に入れたので、本来であれば4月に下の子を預け、仕事に復帰しながら上の子の小学校入学に対応しなければならないはずでしたが、
この年、コロナの初年度で小学校は2か月始まらず。
保育園からも自粛を求められ、育休を3か月延長。
このおかげで、「育休中に小学校入学に対応する」というラッキーを享受することができました。
うちの長女は小学校入学時の行き渋りがすごかったので私が育休中で本当に助かりました。。。
もし行き渋りがなかったとしても、小学校入学時は、送り迎えが必要だったり、すぐ帰ってきてしまったり、学童保育にお弁当持っていかせたり・・・と、親がやらなくてはならないことは山積みなので、6学年差&育休延長は本当にラッキーだったなと思います。
6学年差のデメリット
ではデメリットはどんなものがあるでしょう。私が考える6学年差のデメリットは以下です。
- 進学のタイミングがかぶるので、負担が集中する年がある
- 遊びのレベルが違いすぎてレジャーに苦労する
- 「きょうだい割引」とは無縁
- 子育て期間が長い
- 取ってあった子育て用品が劣化
繰り返しますが、デメリットはあれど6学年差育児は楽しいものですよ!(強調・・^^;)
デメリットといっても、来るとわかっている未来を想定して備えておけば、特に心配するほどのことでもありません!
進学のタイミングがかぶる
これは6学年差育児になると決まった瞬間、逃れられない宿命です。
明確にわかっていることは以下。
- 6歳/0歳:小学校進学と0歳児保育が重なる
- 12歳/6歳:中学校進学と小学校進学が同時
- 18歳/12歳:大学進学と中学校進学が同時
進学のタイミングが同時期にやってくるというのは、やることが一度に集中してしまうことを意味します。
受験するならその対応、卒入園の準備、もし卒入学式の日程がかぶったら両親別々に対応(かぶらないように近隣の学校は調整してくれているみたいですが!)・・・などなど。
パワー(とお金)を一度に吸い取られる年がやってくることを覚悟しておかなければなりません。。。
遊びのレベルが違いすぎる
これはレジャーに連れ出すときにおいて苦労するという話です。
上の子がやりたいことのレベルと下の子ができるレベルが違いすぎるので、同時に二人を同じことで遊ばせるというのがなかなか難しい!
例えば、上の子が映画や舞台を観に行く、というときは下の子はほかのところで遊ばせる、
上の子が6歳以上の遊具で遊ぶとき、下の子は6歳以下の遊具に連れていく・・・などなど。
レジャーに出かけても、遊ぶときは別行動、となることが多々あります。
こういうとき、「同時に見れたら楽だよなーーー」と思うことは多いですね。
下の子にはできないことなんだけど、「お姉ちゃんの真似してやりたい!!」ってときもめんどくさいです(笑)。
私か夫どちらかしか二人を見れないというときは、一緒に楽しめる室内アスレチックみたいなところを探して、行ったりしています。
6学年差の外出についてはレジャーカテゴリの記事もぜひご参考に^^
きょうだい割引とは無縁
よくある「きょうだいで入ったら割引」という制度。
保育園に関しても、わが家の地域では「保育園に同時期に在籍していたら2人目は割引、3人目はもっと割引」という制度がありますが、6学年差の場合は保育園在籍期間がかぶらないので使えません。
そもそも在籍期間がかぶらないので、申請するときのきょうだい加点無し!!
よく下の子、保育園入れたなと思います・・・。(上の子のときの園はきょうだい枠で埋まったので、別の園にはなりましたが)
習い事系もことごとくそうですね。
きょうだいがいるという状況は同じで、同じようにお金はかかるのに、これはほんと「なんでよー(# ゚Д゚)」と思いますね。
たまに「OB・OG割」という、習い事卒業したきょうだいがいるときに割引があるという素敵な制度もありますが、それもきょうだい割からしたら、微々たる割引なんですよね。
子育て期間が長い
これはデメリットでもありますが、メリットでもあると思います。
6学年差の場合、二人を0歳から保育園に入れたとすると、保育園生活は12年間に及びます。
上の子が大学を卒業するとき、下の子はまだ高1・・・。
先ながっ!
なかなか子育てから自由になれない^^;
でも、私個人は子育ては基本的に楽しく、子育てグッズや子ども服を選んだりするのも好き、教育のことを考えるのも好きなので、子どもというものに長く関われること自体はメリットとして捉えています。
きょうだいがたくさんいる家庭も、同じように感じているのかな?と勝手に想像しています。
取ってあった子育て用品が劣化
一人目で使った育児グッズやサイズアウトした洋服。二人目のためにある程度取っておいてあると思います。
・・・が、6学年差の場合、取っておく期間も6年。
6年前のグッズや衣類は当然ながら劣化します。
きれいだからと取ってあった服はいつのまにか黄ばんでいたり、ストローマグなんかもなぜかわからないけどベタついていたり・・・。
せっかく6年間もスペースとって取っていたのに、使おうと思ったら使えない!ということがしばしば。
でもベビーカーや、出産祝いでもらった品質の良い服やグッズなんかは、6年たっても使っているものも多いですね。
いらなくなったベビー用品できれいなものは、買い取りおもちゃも、丁寧に扱えば長く使えるものもあります。
6学年差の育児あるある
ここからは、メリットでもないデメリットでもない、6学年差育児のあるあるをご紹介します。
制度やグッズの進化にビックリ
上記と関連しますが、新しくグッズを買わねば、と6年ぶりに新生児グッズなど見に行くと・・・
その進化にビックリすること多々ありです。
私が特に驚いたのは抱っこ紐の進化と、離乳食関係の商品の充実でした。
6年でここまで変わるとは!企業努力ってすごいね!って、アカチャン本舗のフロアで独りつぶやいたのを覚えています(笑)。
ちなみに子育て関係の制度なども進化し、新生児検診だったり予防接種だったり、色んなことが改善されていて、こちらも月日が流れる中での仕事の工夫ってすごいな~と思いました。
うちの地域は6年で保育園の数もめちゃくちゃ増えましたね。
下の子の習い事も、新しく教室ができたから通わせることができてます。
ランドセル選びなんかは、上の子が何年も使う様子を見て、次のを決めることができますね。
チャンネル争奪戦では常に上の子が勝利
うちはタブレットでYouTubeを見せる習慣がなく、もっぱらエンタメはTV画面で観ています。
「テレビ見る~」となったとき、二人がいると観るものは必ず上の子が決め、下の子はそれに従う・・・という図式が出来上がっています^^;
たまに下の子が「おかあさんといっしょ観たい!!」とか主張することもありますが、その時番組を変えてくれるかどうかは上の子の気分次第^^;
かわいそうなのでこちらが「妹にも譲ってあげてよ」と口を出すこともありますが、譲ってくれたり、てこでも譲らなかったり、色々ですね。やはり6学年も離れている上の子の圧倒的な力に下は逆らえない・・・という感じです。
その代わり、上の子が習い事で不在の夜なんかは、下の子が観たいものをゆっくり二人で鑑賞することもあります。
これから上の子の塾通いなんかがもっと夜遅くまでになると、もっと下の子が一人で家で過ごす時間が増え、自由に好きなものを観られることが増えそうですね。
ちなみに車の中で観るエンタメも完全に上の子向けのチョイスです^^;
(★下の子3歳半時点の追記★
ついにもう下の子が我慢できなくなり、上の子がテレビを譲ってくれないときはPCで下の子の観たいものを観せることを解禁しました^_^;)
一緒に遊ぶときは上の子主導
チャンネル争奪戦と同じく、一緒に遊ぶときも上の子が主導です。
上の子がごっこ遊びをやるときは、下の子に色々指示を出してます。でも指示通りにやらないときも多いので、「なんでやってくれないの!!」と上の子はよくプリプリしてますね^^;
追いかけっこやかくれんぼなんかは家の中で一緒に楽しそうにやっていることも多いです。
でも基本的には別々にやりたいことをやっている時間が長いかなと思います。
時々(いや、頻繁に?)、下の子が上の子のものを勝手に触って、上の子から怒られて泣く・・・みたいなことも起きます。(これはきょうだいならみんなそうですよね)
これから学年が上がると、一緒に遊ぶことはどんどん少なくなりそうなので、親としては今のほほえましい様子をしっかり味わっておきたいな~と思っています。
下の子をかわいがりすぎて上の子がやきもち
6学年も離れると、上の子が大きくなっている分、下の子がいつまでも赤ちゃんに見えて、思わずかわいがってしまいます・・・。(3歳なのに未だに赤ちゃん言葉で話しかけちゃうことも^^;)
でも、上の子だってまだ子ども。ママを独り占めしたい気持ちは変わりません。
小学生になっていても、「ママは私の!!」と、膝の上の取り合いになったり、喧嘩を仲裁すると「どっちの味方なの!?」と泣くこともしばしば・・・。
きょうだい児の育児には付き物ですが、6学年差とはいえ、上の子にもちゃんと配慮しないといけないな、と自分をいましめる日々です。
オマケ:ほかのママさんにビックリされることが多め
これはどうでもいいあるあるなんですが(笑)。
やっぱり圧倒的に、2,3歳差のきょうだいを持つママさんが多い中、6学年離れているというだけでビックリされることが多いです。
一番多いのが、下の子が同学年のママさんに「えっ、お姉ちゃん小学生⁉」と、ビックリ(&ちょっと尊敬)みたいな反応をされること^^;
第一子が保育園の頃って、小学生なんてめちゃくちゃ育ってるように感じますよね。
「保育園を卒園まで全部経験して、さらに小学校まで経験してるんですね~・・・すごい!」みたいなまなざしで見られます(と勝手に感じています^^;)。
上の子が同学年のママには、「保育園生活が最大12年」「小学校がかぶらない」という点にビックリされます。
きっと、もっと歳が離れているきょうだいのママさんや、きょうだい児が多いママさんも、それぞれ他のママさんから素直にビックリされる反応多いんだろうな~と思います。
実録!6学年差の日常タイムスケジュール(小3&3歳)
小3と3歳の実際のタイムスケジュールはどんななのか?
うちの場合のある日を例にご紹介します。
時間 | 上の子 | 下の子 |
6:30 | 起床~朝食 | 起床~朝食 |
7:30 | 仕度 | 保育園へ |
7:45 | 小学校へ | |
15:00 | 帰宅 | |
16:20 | 塾へ(ない日は友達と遊ぶかテレビタイム。下の子のお迎え時は一人でお留守番) | |
17:00 | 保育園お迎え | |
17:40 | 帰宅 | 上の子より少し早いタイミングで帰宅 |
17:45 | 夕食~テレビタイム | 夕食~テレビタイム |
19:00 | フリータイム(ほんとは宿題やってほしい) | ママとお風呂 |
20:00 | 一人でお風呂 | ママと遊ぶ |
20:30 | 宿題 | |
21:30 | 就寝 | 就寝 |
小3と3歳の今はこんな感じです。(上の子の帰宅時は私は在宅勤務しています)
お風呂や宿題など、上の子と下の子が別々に行動する時間もありますね。
本当はもう少し、夜の時間はテレビ時間を短くして効率よく進め、早く寝かせたいと思ってはいますが、今はこれが精いっぱい・・・。
下の子が保育園に行ってくれているため、上の子との二人の時間も持つことができています。
1、2年生の頃は上の子は5時まで学童に行っていたので、下の子のお迎えに行ってから、通学路の途中で上の子を待つ、といった時間の使い方をしていました。
タイムスケジュールは状況の変化に合わせて、どんどん変わっていっています。
良いことはいっぱい!6学年差育児を楽しもう
いろいろ書いてきましたが、私の結論は、「6学年差で産んでよかった!!」です^^
歳が離れているからこそ、上の子は5年半じっくり向き合えたし、下の子の育児には余裕がある。
そして、しっかりしてる上の子と、小さい下の子のコンビは6学年差でなければ見られなかったかわいさです^^
もっと言うと、産まれてしまえば、何学年差であろうと、かけがえのない育児の日々になることは間違いなし。
長い子育て期間、ぜひそれぞれの個性や違い、子育て環境の変化を楽しみながら過ごしてくださいね^^